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2016/07/05

TDR250の点火修理

DSCN1691b

ここが、ショートしていました。

TDR250の電装修理。

オーナーの話だと、アイドリング中に突然エンジンが止まり、自身で調べると、プラグに火が飛んでないとの事。

オーナーが調べた項目も有るが、確認の意味も込めて、一から手順を踏んで調べる事にした。

・バッテリーの充電、点検⇒OK

・メインキーONで、通電不良が発覚。ニュートラルランプが、付いたり付かなかったりしたので、配線を修理⇒が、点火無し

・プラグ交換⇒点火無し

・配線&コネクター点検、清掃⇒点火無し

大抵は、ここで治るのになぁ。

・キーONでライトが付くのが鬱陶しいので、ヘッドライトのコネクターを外す⇒当然、点火無し

・点火コイル、プラグコード・キャップ点検⇒点火無し

DSCN1650

キカイダーを思いだす、複雑な配線。

ここで、配線をシンプルにしたかったので、

DSCN1689

代替品のテストで、さらに複雑に。

・キルスイッチ、メインスイッチを開放⇒点火無し

・ピックアップコイル、点検、240Ω⇒OK

・チャージコイル1(点火コイル)、点検、189Ω⇒OK

・チャージコイル2、点検、5.0Ω⇒OK

・ステーターコイル(バッテリーチャージコイル、ヤマハのネーミングはややこしい)点検、1.2Ω⇒△

・コネクターからの数値が悪かったので、直に計る0.8Ω(適正0.44~0.66Ω)⇒△(適正で無いが、決定打では無いはず。そもそも、点火には関係ないし)

・マグネットローター、点検⇒OK

過去に1度だけ、有りました。永久(のはず)磁石の磁力低下で、エンジン掛からなかった事が。

・レギュレーター、点検、⇒OK

ここで、さらに配線をシンプルにする

・ステータコイル、コネクタ外し⇒点火OK

おっ!

・レギュレーター、コネクタ外し⇒点火OK

・レギュレーター~バッテリー配線外し⇒点火OK

どうやら、ステーターコイルが悪さをしているようだ。

・ステータコイル外し、点検

・アース線、潰れ(導通は有り、ショートしていなかったが)⇒引き直し

・チャージコイル1の赤配線が焦げてステータコイルとショート⇒引き直し

やっと、原因が分かりました。

予想では、チャージコイル1(点火コイル)のコイル部の被膜が破れ、ショートしているのかと、思っていました。

が、配線部のショートで良かった。これなら外注に出さずに直せました。

 

 

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