TDR250の点火修理
TDR250の電装修理。
オーナーの話だと、アイドリング中に突然エンジンが止まり、自身で調べると、プラグに火が飛んでないとの事。
オーナーが調べた項目も有るが、確認の意味も込めて、一から手順を踏んで調べる事にした。
・バッテリーの充電、点検⇒OK
・メインキーONで、通電不良が発覚。ニュートラルランプが、付いたり付かなかったりしたので、配線を修理⇒が、点火無し
・プラグ交換⇒点火無し
・配線&コネクター点検、清掃⇒点火無し
大抵は、ここで治るのになぁ。
・キーONでライトが付くのが鬱陶しいので、ヘッドライトのコネクターを外す⇒当然、点火無し
・点火コイル、プラグコード・キャップ点検⇒点火無し
ここで、配線をシンプルにしたかったので、
・キルスイッチ、メインスイッチを開放⇒点火無し
・ピックアップコイル、点検、240Ω⇒OK
・チャージコイル1(点火コイル)、点検、189Ω⇒OK
・チャージコイル2、点検、5.0Ω⇒OK
・ステーターコイル(バッテリーチャージコイル、ヤマハのネーミングはややこしい)点検、1.2Ω⇒△
・コネクターからの数値が悪かったので、直に計る0.8Ω(適正0.44~0.66Ω)⇒△(適正で無いが、決定打では無いはず。そもそも、点火には関係ないし)
・マグネットローター、点検⇒OK
過去に1度だけ、有りました。永久(のはず)磁石の磁力低下で、エンジン掛からなかった事が。
・レギュレーター、点検、⇒OK
ここで、さらに配線をシンプルにする
・ステータコイル、コネクタ外し⇒点火OK
おっ!
・レギュレーター、コネクタ外し⇒点火OK
・レギュレーター~バッテリー配線外し⇒点火OK
どうやら、ステーターコイルが悪さをしているようだ。
・ステータコイル外し、点検
・アース線、潰れ(導通は有り、ショートしていなかったが)⇒引き直し
・チャージコイル1の赤配線が焦げてステータコイルとショート⇒引き直し
やっと、原因が分かりました。
予想では、チャージコイル1(点火コイル)のコイル部の被膜が破れ、ショートしているのかと、思っていました。
が、配線部のショートで良かった。これなら外注に出さずに直せました。
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